カービングした後に、無地で残ったベースの革を、4-5回に分け染料でゆっくり染め上げています。
染めた後、浸透させ、また染め、浸透させ。。。を繰り返す時間と手間がかかる作業。
一気に液体に漬ける作業とは違い、筆のサイズを使い分けカービングを潰さないように
筆と手の感覚を研ぎ澄まし、染料の量を微調整しながら染めていきます。
染めた上げた黒の部分は、経年変化を味わうために、あえて防染はしません。
防染加工しないことで、使用するうちに少し黒染めでありながら、なんとなく革生地を感じることができます。
ナチュラルで残したシェリダンスタイルカービングの部分は、アンティーク加工をするために防染加工しております。
ナチュラルで残したカービングと黒染めのキワ(ベベラーの部分)の染めも極細筆で丁寧に染めています。
染色ムラも目で確認しながら行う繊細な作業です。
薄染めの染料を何度も繰り返す事で染めムラのない綺麗な仕上がりになります。
■品名:ハーフウォレット [N-2]
■素材:オイルレザー、ツーリングレザー
※表面ツーリングレザーはカービング後ブラックに染色してあります。
■サイズ:110×95×厚み25mm
■サンプルコンチョ:オリジナル31mm
■仕様:
カード入れ×3 札入れ×1 小銭入れ×1 規格外カードポケット×2
※シニューによる完全手縫い仕上げ。
◎雑誌掲載
Lightning(ライトニング) vol.316 2020年8月号
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